☆ ロケ地は今(PART2)
〜映画「蘇える金狼」「野獣死すべし」のロケ地〜
1999年8月
愛と幻想の猿島
昼食後、車で横須賀へ。三笠公園着。(電車だと、京浜急行横須賀中央駅から徒歩10分)
この公園の端にある三笠桟橋から、猿島へ行く船が出ているのだ。
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夏なのでシーフレンド号もピストン運行だ。猿島まで往復1200円。昨年に続き、2回目の訪問だ。
猿島は東京湾に残された唯一の自然島で、現在は無人島。
そして、本格的な洋式の要塞島であった。高射砲が5つあったという。
2階のデッキで夏の潮風を浴びていると、シーフレンド号は10分で猿島に着いた。
桟橋近くは海水浴場だ! バーベキューも可。
船を降り、散策路をのぼると、いきなり!!
そう、この道こそ、朝倉と京子がラスト・デートで歩いた樹海の道だ。
横のレンガはフランス積みだ。この道は要塞の切り通しで、横には弾薬庫や謎の部屋に続くトンネルが板でふさがれている。
(この後、10月に再訪したとき、NHK「昼どき日本列島」撮影のため板があいていて、幸運にも中を覗けた。)
散策路を歩くと“愛のトンネル”と名付けられたトンネルへ。この脇にも上のような穴がいくつかある。
朝倉と京子が脇の穴に入った場所はもちろん、(悲しいことに)ふさがれている。
トンネルを抜け、少し歩くと、小さなトンネルの入口が。
映画「野獣死すべし」のラスト近く、バイクが止まっていた場所を発見!
ここは伊達(松田優作)と真田(加賀丈史)が入った洞窟の入口(中は別)と思える。
おっ!伊達と真田が駆け抜けたジャングルか!?
おっと、「野獣」ネタになってしまった。
っていうか、朝倉が京子に刺された部屋は入る事が出来ないので、ロケ地めぐりはここまで。
あ、そうそう、もちろん映画「蘇える金狼」のような鐘の音は聞こえません。
朝倉&京子
日蓮洞窟に行ってみる。この穴は江ノ島までつながってるという伝説がある(本当だったら凄い!)。
砲座跡。何もなし。展望台に登る。回りの木々で見晴らしはイマイチだ。
しかし、自然が変に手を付けられずに残っているので、嬉しい。
要塞島でありながら、自然島。
こんな島が東京から1時間と少しの場所のあるとは、まさに穴場だ。もちろん釣りもOK!
そろそろ、帰りの船の時間だ。
さらば、猿島。See
you again!
そして、再び、三笠公園。ここで目を引くのは戦艦三笠だ。戦艦三笠は日露戦争で活躍した。今は記念艦となっていて、中を見学できる。
入館料500円を払い中へ。日本の歴史に思いを巡らす。
休暇は終わった。
俺は、この夏の思い出を決して忘れないだろう。